公認朗読者は、あなたが執筆したオリジナルの「親への手紙」の朗読を、イベント主催者から依頼されることで成立します。
イベントの出演依頼では、基本的に1人の公認朗読者だけに出演依頼が来ることを想定し、1本の原稿を30分以内で朗読し、その内容に対する質疑応答を30分と見積もって、合計1時間程度の出演に応じられるだけの内容とボリュームの文章を仕上げていただきます。
出演依頼をしてくる団体は、公立の中学校かもしれません。
福祉系の大学や、自治体、青年会議所などかもしれません。
つまり、あらかじめ子ども虐待について知識のある聴衆とは限らないのです。
なので、中学生が一度聞いただけで虐待の状況が絵に浮かぶ表現に工夫し、誰もが意味がわかる言葉を書くことになります。
なるだけ文章をわかりやすくするために、具体的な描写を書き足したり、余計なエピソードを抜いたり、虐待を知らない人にとって価値のある内容に洗練させる必要があります。
そこで、応募の際に送っていただく原稿は、なるだけ長めに加筆をお願いすることがあります。
何度もメールを往復し、書き直しを続け、どこのイベントで朗読しても困らない内容に仕上げます。
長めに書いておくと、イベント主催者が求める長さに応じて、そのつど文章をカットすることで、多様な依頼に応じやすくなります。
最初に完成した原稿が40分もかかる内容でも、前述したように、1人の出演者として登壇する際はそのボリュームがあったほうがいい場合があります。
逆に、公認朗読者が3人も出演する場合、1人の出演時間が10分程度になることもあり、その場合は、長い文章を短くカットして活用することができます。
公認朗読者になると、「どこの部分をどう削ればいいのか」などを相談することもできます。
編集作業をするのは、あくまでも朗読原稿の品質を維持し、出演依頼をするイベント主催者に対してCreate Meda(今一生)と出版社dZEROが朗読原稿の品質を保証するためです。
品質向上のためのプロの努力として、何度も書き直したり、出演依頼ごとに文章をカットするなどの作業をしていただくことがありますが、あらかじめご了解ください。
※原稿の執筆もしくは朗読の際に虐待のトラウマでフラッシュバックが起こるなどの不安がある場合は、無理して応募なさらないよう、お願い申し上げます。
※完成原稿のワードファイルのデータについては、執筆者(=朗読者)自身がイベントの主催者へメールしてプリントを頼むか、ご自身でプリントアウトしてご準備ください。
『公認朗読者』プロジェクトを運営する側(Create Media & dZERO)では、朗読内容の編集・確認以外、原稿データを利用することはありません。
※公認朗読者としてイベント主催者から出演依頼があった場合、朗読者自身の個人情報をどこまで人前で開示を許可するかについては、そのつど主催者へ前もってご自身から注意喚起してください。
上記に納得したうえで、このリンクからお申込みください。